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2010.02.28 (シャニム30号掲載)

クラウドコンピューティングの第1歩 Windows Liveメールを使ってみよう|IT使い倒し術

目からウロコ!IT使い倒し術
クラウドコンピューティングの第1歩
Windows Liveメールを使ってみよう

フリージャーナリスト
高田伸一郎


Windows Liveとは

 Windows LiveとはインターネットサービスとPC上のソフトウェアを統合し、快適かつ安全に利用できることを目指したMicrosoft提供のサービス。特に個人向けとされており、キャッチフレーズは「WindowsとWebが一緒になる場所」です。

 前号で書きましたが「メール」がWindows Liveに加わったことで、これまでのWindows(XP,Vistaなど)で標準だった「Outlook Express」や「Windowsメール」が、Windows 7ではなくなりました。“Microsoftの無料メールソフトは「Windows Live メール」をダウンロードしてください”というスタンスが、Windows 7の大きな変化の一つです。

 Microsoftのクラウドコンピューティングに向けた戦略の一歩ととらえられますが、1つはWeb上のHotmailとアドレス帳を共有することができるようになります。これはWindows Live IDに登録してサインインすることで、PC上のソフトがインターネット上のアドレス帳も参照するようになる機能だと考えられます。

 以前、Gmailを紹介しましたが、HotmailもGmailに対抗するべく、容量は5GB以上で、必要に応じて容量が増える仕組みですから、普通に使っていて容量を心配することはないでしょう。自宅PCでWindows Live メールを、外出先でHotmailをという使い分けは、クラウドでのメール利用を始めるのには違和感が少なくておススメできます。

まずはインストール

 今回は、Windows Live メールのインストールと簡単な使い方を紹介します。まずはソフトウェアのインストールから始めましょう。Windows Liveのソフトウェアは次のURLからダウンロードできます。
 http://download.live.com/

 画面右側の[今すぐダウンロード]のボタンを押せば、ソフトウェアのダウンロードが始まります。ダウンロードが終わったら[wlsetup-web]をダブルクリックして、インストールを開始しましょう。

●図1) ダウンロード画面

図1)ダウンロード画面

 図1のようにWindows Liveはいくつかのプログラムをまとめてインストールできる仕組みになっています。今回は「メール」を説明しますが、同時に他のソフトウェアをインストールしても結構です。「メール」にチェックが入っていることを確認して、[インストール]ボタンをクリックしてください。

●図2) 「もう少しで完了です」

図2)「もう少しで完了です」

 [これらのプログラムを閉じてください]という表示が出ることがあります。この場合「これらのプログラムを閉じる」を選択して[続行]をクリックしてください。この後は、自動的にインストールが進みます。図2も[続行]で構いませんし、図3が表示された場合、お好きなプロバイダーを選んで[OK]を押せば、インストールが終了します(図4)。

●図3) 検索プロバイダーの設定

図3)検索プロバイダーの設定

●図4) インストールの完了

図4)インストールの完了

 メッセンジャーをインストールした場合には、メッセンジャーが自動的に起動してサインイン画面が出ているかもしれませんが、ひとまず、今回は右上の×をクリックして画面を閉じ、Windows Live メールを起動します。「すべてのプログラム」の「Windows Live」の中に「Windows Live メール」がありますので、ここから起動しましょう(図5)。

●図5) Windows Live メールの起動

図5)Windows Live メールの起動

 通常は、初めての起動時には、メールアカウントを登録する画面が自動的に表示されますが、万一、表示しなかったときの場合も含めて、メールアカウントの追加登録の方法で進めてみます。

●図6) メニューバーを表示する

図6)メニューバーを表示する

 図6を見てください。ウィンドウ右上のアイコンをクリックすると、「メニューバーの表示」をクリックできます。これが表示されることになっていると、ウィンドウ上部にメニューバーが表示されます。Outlook Expressなどをお使いの方は、メニューバーを表示した方が違和感がないと思います。このメニューバーの「ツール」の中に「アカウント」があるのでクリックします。

●図7) アカウントの追加

図7)アカウントの追加

 図7で[追加]をクリックし、次画面で「電子メールアカウント」を選んで[次へ]をクリックすれば、メールアカウントを登録する画面(図8)が現れます。ここで初めての起動時と同じ画面が表示されたはずです。ここからはメールの詳細な設定です。

●図8) 電子メールアカウントの設定①

図8)電子メールアカウントの設定①

 メールを利用しているプロバイダーから届いている設定資料を見ながら入力します。まず、この画面では電子メールアドレス・パスワード・表示名を入力し、「電子メールアカウントのサーバー設定を手動で構成する」にチェックを入れて[次へ]をクリックしましょう。図9の設定は表を参照して入力し、[次へ]をクリックすれば設定完了です。

●図9) 電子メールアカウントの設定②

図9)電子メールアカウントの設定②

「メール削除」の設定

 これまでのメールソフトとほとんど変わりはありませんが、用語として若干異なっているものを紹介しておきましょう。まず、これまでのメールの「送受信」が「同期」という言葉に変わっています。

 日本語としては違和感があるかもしれませんが、クラウドコンピューティングが進んでいる昨今、これまでのようにメールサーバーからメールを受信してサーバー上からメールを削除する、という使い方でなくなってきたことが理由かもしれません。

 GmailやHotmailといったWeb上で利用するメールサーバーは5GB以上の容量を無料提供しており、メールは削除せずに使い続けるのが一般的です(スパムメールを除く)。

 このためメールサーバーとメールソフトのメールを「同期」する、というのが今後のメールの使い方にかなっているので、こういう表現に変わったということでしょう。

 ただ、まだ一般的なプロバイダーでは、メールサーバーの容量は溜めっぱなしにできるほど大きくはないのが現状ですから、削除する設定も確認しておきましょう。

 「ツール」の「アカウント」を開いて、先ほど設定したメールを選択し、[プロパティ]をクリックします。プロパティウィンドウが開きますので、上のタブで「詳細設定」をクリックします(図10)。

●図10) 電子メールアカウント詳細設定

図10)電子メールアカウント詳細設定

 ここで、下の配信欄にある「サーバーにメッセージのコピーを置く」のチェックを外せば、受信するたびにサーバーからメールが削除されるようになります。

 これでWindows Live メールを利用できるようになりました。ここから先は、メールの新規作成や、受信メールの確認など、通常のメールと同様ですので、使ってみるしかありません。筆者はよく、テストに携帯メールと送受信をしてみたりしますが、ひとまず自分の携帯メールにメールを送るのもいいでしょう。

 Windows Live メールは通常のメールだけではなく、ブログの更新をまとめて確認できるRSSフィードリーダー機能もありますし、カレンダー機能で簡単なスケジュール管理もできるようになっているので、いろいろと試してみてください。

■表) アカウント設定上のポイント
設定項目
□設定上のポイント

【受信サーバー情報】
受信メールサーバの種類

通常は「POP3」を選択してください。

受信サーバー
プロバイダーから連絡されている受信メールサーバー名を入力します。

(受信)ポート
常は「110」です。

このサーバはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要
通常はチェックしませんが、プロバイダーから指定されている場合は、チェックします。

ログインID(電子メールアドレスと異なる場合)
プロバイダーから連絡されている「メールアカウント」を入力します。

【送信サーバー情報】
送信サーバー
プロバイダーから連絡されている送信メールサーバー名を入力します。

(受信)ポート
日本のプロバイダーは通常「587」です。

このサーバはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要
通常はチェックしませんが、プロバイダーから指定されている場合は、チェックします。

送信サーバーは認証が必要
通常、チェックを入れる必要があります。

 

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