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2013.05.31 (シャニム43号掲載)

世界のブランド 「ヤマダ」に集結! 5


太陽光発電 製品紹介

 

東芝

信頼性に優れたシステム設計
基本テーマは実発電量の最大化

東芝の太陽光発電の基本コンセプトは「実発電量の最大化を長期間にわたり実現すること」といえる。例えば住宅用では、世界最高峰の変換効率20.1%を実現した高効率モジュール中心の展開だ。これは限られた住宅屋根スペースの中で、可能な限りの発電量最大化を具現化するための不可欠な技術といえる。モジュール出力保証も最長20年(50kW未満のシステム/有償)と国内大手でトップレベル。長期間の信頼性や安定性を裏付けるものといえよう。
一方、産業用モジュールは発電量最大化のため、早い段階からPID耐性問題(電圧によって誘発される出力低下)に着目し、解決策を盛り込んだ設計がなされている。日本でも昨年夏、PID問題が表面化したが、東芝は欧米で発覚した段階で、日本市場での発生抑制を念頭にしたモジュール開発に着手したという。パワコンなどの主要設備も東芝グループ内で製造しており「システム全体の安定性はピカイチ」との声が根強い。

「TA60M250WA/J」
●タイプ:単結晶 ●公称最大出力:250W ●出力許容交差:±3% ●出力保証:10年 ●製品保証:2年

 

カナディアン・ソーラー

産業用モジュールにも採用
新技術「ELPSバックコンタクト」

“北米の技術者集団”カナディアン・ソーラーのニューモデルが「BLACK X」シリーズだ。最大の特長は独自の「ELPS(エルプス)バックコンタクト技術」を採用したこと。これによりモジュール変換効率の、約7%アップを実現している(同社従来品比)。結晶系モジュールはパネル表面にバスバー(電気を通す電極)を配置する設計が一般的。だが、これが影となり、変換効率のロス要因となっていた。
ELPSバックコンタクトはこの問題を、バスバーをパネル背面に配置することでクリア。受光量の大幅アップが可能となり、変換効率の向上を実現している。
しかも、画期的な点はこの技術を住宅用のみならず、産業用モジュールにも採用したことだ。バックコンタクト・モジュールは他社からも発売されているが、その多くは単価の高い住宅用のみ。ELPSバックコンタクトには製造コストを抑制できるという独自特長があり、これが低単価な産業用への搭載を可能にした。

「CS6P-265MM」
●タイプ:単結晶 ●公称最大出力:265W ●出力交差:0〜+5W ●出力保証:25年(二重保証) ●製品保証:10年

 

ETソーラー

開発の優先事項は劣化防止対策
日本製の部材・装置で万全の品質

日本ではまだ馴染みの薄いブランドではあるが、欧米、特にドイツでは急成長を続けるソーラー・メーカーとして人気を博している。製造するモジュールの品質の高さはもちろんだが、何より“経営品質”の高さで優れた評価を受けている。
ここ数年、欧州の太陽光市場は極端な落ち込みを見せており、その影響で太陽光発電メーカーの多くが経営危機に瀕している。そんな中にあって、今も毎年確実に出荷量を増やし、利益を創出し続けているその経営手腕が、注目されているわけだ。
製造するモジュールの最大の特長は、長期間使用する上での「劣化防止対策」である。その実現のため、部材や装置などに多くの日本製を採用する。例えば主要部材であるEVAやバックシートは日本の大手電機メーカー製であり、セルは台湾製ながらも、日本のトップメーカー採用品と同様のものを使用している。保険会社による二重保証や25年出力保証などアフター体制も万全である。

「T-P660WWシリーズ」
●タイプ:多結晶 ●公称最大出力:250〜225Wモデルを用意 ●出力誤差:±3%(250Wモデル) ●出力保証:25年(二重保証) ●製品保証:10年

 

ソーラーフロンティア

注目の中期経営アクションプラン
CIS薄膜電池の優位性を徹底追求

独自の「CIS薄膜電池」技術に磨きをかける昭和シェル・グループのソーラーフロンティア。CIS薄膜モジュールには、日影の影響の受けにくさや設置後の出力向上など、結晶系にはない独自の特長がある。
同社で注目できるのは、この2月にグループとして発表した「中期経営アクションプラン」だ。ここでは「太陽光電池事業の競争力強化/グローバルリーダーとなる」がはっきりと明示されている。例えば変換効率だ。ソーラーフロンティアはこの1月に19.7%を研究レベルで達成したと発表したが、この商品化がプラン達成の一つの大きなポイントとなるはずである。またプランでは生産体制の効率化も掲げており、2017年には主力商品の生産コストを約5割低減することが目標だという。これらが実現すれば、グローバルな競争力が飛躍的にアップすることになる。
今では数少ない純日本製太陽光モジュールといえるCIS薄膜。その可能性は非常に大きいといえそうだ。

「SF160-S」
●タイプ:CIS薄膜 ●公称最大出力:160W ●出力保証:20年

  

ソプレイソーラー

話題のセルフクリーン機能を搭載
ニューモデルの登場まで秒読み!?

「高品質な単結晶モジュールのリーズナブルなプライスでの供給」に定評があるソプレイソーラー。本特集の冒頭トビラ写真(P12)に使用した「富博メガソーラーパーク高崎・第2ステーション」も同社製モジュールを採用しており、連日、好調に発電し続けているという。
同社の場合、日本国内での事業活動の特長は、モジュールの輸入販売だけにとどまらないこと。国内工場でのモジュール製造を手がける一方で、自らが太陽光発電事業者となって、今期60MWを目標に国内に多数のメガソーラー建設を計画している。また、EPC(設計・調達・施工)の事業資格を取得するなど、太陽光発電事業に総合的に取り組んでいることで注目されている。
今期はモジュールの新製品発売も計画しているという。まだ詳細は不明だが、セルフクリーン機能を持ち、メンテナンス性を大幅に高めたものとなるという。その機能を次号で詳細にレポートする予定である。

「SR-250」
●タイプ:単結晶 ●公称最大出力:250W ●出力許容交差:±3% ●出力保証:25年(二重保証) ●製品保証:5年

  

パナソニック

人気のHITを産業用市場にも投入
優れた変換効率を中小企業に訴求

住宅用太陽光モジュールとして高い人気を誇るパナソニック「HIT233」シリーズ。薄膜アモルファスシリコンと単結晶シリコンを用いた独自のハイブリッド構造は、トップクラスの変換効率や夏場の高温時でも発電量低下を最小限にとどめられることなど、多くのメリットを持つ。
パナソニックのモジュール開発では「変換効率の追求」が大きなテーマとなっている。この2月に発表した「HIT太陽電池が世界最高変換効率24.7%を研究レベルで達成」は、そのことを如実に表しており、今後、その商品化に向けた動きが急加速することとなりそうだ。
一方でパナソニックは産業用市場での、HITシリーズの販売を積極化する方針だ。特に狙いは中小の工場や倉庫などの屋根設置案件である。数十から数百kWクラスが多いと想定されるこの市場は、住宅屋根と同様に限られた屋根面積での発電量最大化が重要。そこにHITの優れた変換効率を大きく訴求する計画である。

「HIT233シリーズ」
●タイプ:単結晶ハイブリッド ●公称最大出力:233W ●変換効率:18.2%

   

京セラ

電力会社も認めた信頼性と安定性
多結晶の実力を最大限に引き出す

京セラは、1989年に太陽電池セルの世界最高変換効率(14.5%、15cm角)を量産レベルで達成。以来、多結晶モジュールのパイオニア的存在として、独自の技術を磨き続けている。近年は多結晶シリコンの不純物低減によるウエハーの品質向上や電極の細線化技術による素子(セル)受光面積の拡大、バスバーの3本化(特許登録済)などにより、さらなる高効率化を実現している。
特に住宅用の新型太陽電池セルとして一昨年発表した「Gyna(ガイナ)」は当時、量産レベルの多結晶セルとしては世界最高の変換効率17,8%を達成。多結晶モジュールの潜在能力の高さを、改めてワールドワイドに知らしめる結果となった。
産業用モジュール・メーカーとしての同社は、システム提案や設計、施工やメンテナンスなど太陽光発電に関するすべての業務を一貫して担える体制が魅力だ。その実力は多くの電力会社がメガソーラーに採用していることでも立証されている。

「KS242P-3CF3CE」
●タイプ:多結晶 ●公称最大出力:242W ●出力保証、製品保証は設置条件によって異なる

 

 

 

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