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2013.05.31 (シャニム43号掲載)

商品研究2 プロジェクター

高輝度&多機能化、新技術採用で
活用が広がる最新プロジェクター

様々なタイプの登場で用途ごとにプロジェクターを使い分ける時代
販促ツールとしての活用に期待が大きい最新モデル
設置スペースの課題を解決し活用スタイルを変革する超短投写タイプ
プレゼンや会議、学校向けなどオールマイティに活躍する高輝度モバイル機

 

 プロジェクターのバリエーションが豊富になり、活用の幅が大きく広がっている。高輝度化や多機能化が進んだだけでなく、新しい技術が採用されるなど様々なタイプのモデルが店頭に並ぶ。

 さらに、価格も下がり、プロジェクターも用途に合わせて複数台を導入して使い分けるユーザーが増えている。そこで、今回は①販促、②プレゼンテーション&会議、③教育現場の3つを中心に、トレンドやモデル選びのポイントなどを解説しよう。

 

幅が広がる販促活用

 まず、プロジェクターの用途として話題豊富な分野が、①販促ツールとしての用途だ。特に世間を賑わせているのが、プロジェクションマッピングである。これは、立体物をスクリーンに見立ててプロジェクターの映像を投映する技術のこと。

 記憶に新しいところでは、携帯電話会社auのテレビCM。東京都の増上寺にプロジェクター映像が投写されるシーンは圧巻だった。さらに、東京駅丸の内駅舎や北海道のさっぽろ雪まつりでの映像ショーなど、大小含め数々の事例が報告されており、同技術を使ったプロモーションやイベントが盛んだ。

 最近では、自動車のボディや携帯電話の筐体、シューズなど様々な商品の広告で同技術が使われる事例が増えており、徐々に販促活用での広がりを見せている。

 とはいえ、「プロジェクションマッピングを広告に活用するには課題がある」という。立体物に緻密に計算された映像を投写する必要があり、コンテンツ制作に費用がかかることだ。加えて、場所や時間など投映環境が制限されるケースもあり、小規模なものではマーケットへの到達度を上げにくいからである。

 現状、認知度を広めコスト効率を向上させるには、プロジェクションマッピングによる販促映像を、自社のホームページやSNS、動画共有サイトのYouTubeなどを介して消費者の目に触れる機会を増やす工夫が必要だろう。

 だが、「半透明の立体物に背後から映像を投映する方法や立体スクリーンの研究なども進んでいる」とのことで、こうした技術が実用化されれば小売店や飲食店などの店頭で、同技術をリアルな販促ツールとして活用できる時代となる。

 「特殊な業務用プロジェクターでなくとも、最新モデルのスペックや機能は十分に追いついている」だけに、周辺ツールなどの整備が待たれるところだ。

 小売店や飲食店などでは、販促ツールとして以前からプロジェクターが利用されてきた。例えば、飲食店では映画やスポーツ、環境映像などを大画面スクリーンで放映している。数年前までは集客ツールとして一定の効果はあったが、最近は導入店舗も増え目新しさが薄れていることも事実。

 そうした中、差別化として徹底的に画質にこだわることも1つの対策だろう。データプロジェクターにも「シネマモード」などが搭載され、映画をきれいに観せることは可能だが、やはり映像美の点ではシアタータイプに譲る。この点、画質のよさに定評があるJVCの「D-ILA」シリーズなどは訴求力が期待できそうだ。

 また、小売店ではショーウィンドウへの商品やセール案内、プロモーション映像などの投映が挙げられる。以前は、明暗やスペースなどの設置環境に左右されていたが、最新モデルでは高輝度化やコンパクト化が進んだことで、設置の自由度も高くなっている。

 小型軽量を特長とするモバイル機でも輝度は3000lmクラスが実現されたモデルが増えており、かなり明るい環境でも鮮明に映像を投映することができ、コンパクトなので来店客に圧迫感を与えることもない。

 さらに、最新モデルでは日立ソリューションズやリコーなどから超短投写タイプが製品化されている。スクリーンから本体までの最短投映距離が20数センチと短いので、狭いスペースでもプロジェクターを使うことが可能だ。

 販促ツールとしてプロジェクターを活用する場合、終日店内で投映するといった使い方となるため、圧倒的に利用時間が長い。ここで気がかりなのは、ランプ寿命である。

 最近は、ランプではなくNECのようにLEDを光源に採用したモデルも見られる。LEDの特長がそのままいかされるため約2万時間の長寿命が実現され、輝度劣化も緩やかなので光源交換のコストや手間が軽減される。

 カシオはLEDとレーザーを組み合わせた独自ハイブリッド技術を採用して高輝度と長寿命を両立したモデルを投入。販促ツール用途では、こうしたタイプを選ぶのも1つの考え方だろう。

 

多用途に使えるモバイル機

 プロジェクター活用の幅が広がっているとはいえ、主流はやはり②プレゼンテーション&会議だ。

 社内はもちろん、営業先などの屋外に持ち出してして使うことも多いだけに、機動性が重視される。軽くてコンパクトなことに加え、セッティングや撤収の利便性、さらにはプレゼンを効果的に進められる機能など、プロジェクターへの要求事項は厳しい。

 この点、最新モデルのモバイル機がお勧めだ。小型化が進んだボディはB4サイズ程度、機種によっては設置面積がB5よりも小さいタイプも揃っている。重さも、ほとんどのモデルが2kg以下。しかも、これだけのコンパクトな筐体で前述したように3000lmの高輝度が実現されている機種が多いのだ。

 持ち歩くことを前提としているだけに、出先での準備や撤収を迅速にこなせる機能が満載だ。電源ONからすぐに立ち上がる高速起動や自動台形補正などは当たり前、エプソンのように電源を入れるだけで、台形補正やピント、投映サイズまで自動的に合わせてくれるなど、利便性の高いモデルが豊富に揃っている。

 また、前述した超短投写タイプを活用することで、プレゼンや会議のスタイルを変えることも可能。例えば、本誌紹介のリコー機はデスクトップ投写にも対応しており、新しい会議のスタイルを模索できそうである。

 一方、学校や塾などの②教育現場でも、電子黒板などの用途としてプロジェクターの普及が進む。

 プロジェクターで電子黒板環境を構築する場合、デジタルペンやスクリーン、専用ソフト、パソコンなどを組み合わせて実現するパターンが一般的だが、最近は電子黒板機能を内蔵したプロジェクターも製品化されている。利便性も高く注目だ。

 ディスプレイ型の電子黒板を導入している学校でも、「大きな画面で映像を共有したい時になどに使う」ことを目的に、別途プロジェクターを備えているケースは多い。この場合、検討したいのが輝度と機能である。

 というのも、プロジェクターを設置する環境が明るく、視認性の点から高輝度を必要とするからだ。実際、「基本的には3000lm程度で十分だが、比較的新しい校舎などはかなり明るいため、できれば4000lmくらいの高輝度タイプがほしい」(教育委員会関係者)との意見もある。

 授業の合間の短い時間での準備が必要となるが、この点は前述した通り最新モデルなら心配はないはずだ。

 いずれにせよ、これだけラインアップが豊富なプロジェクターを効果的に活用するには“適材適所”がポイントだ。自社に最適なモデルを選び出すためにも、ぜひヤマダ電機に相談してほしい。


教育現場でも各教室に1台、または複数台設置が進んでいる

 

 

新感覚デジタルサイネージが登場!    

 「CASIO Signage(カシオサイネージ)」は、新感覚の情報コミュニケーションツールだ。

形状カットしたパネルに映像を投写し10Wの内蔵スピーカーで音声コンテンツを再生することで、キャラクターが顧客に話しかけるような臨場感を再現するデジタルサイネージである。

センサースイッチを搭載しており、機器の操作案内、商品やサービス案内など音声コンテンツを切り替えることができ、階層構造によるメニュー設定にも対応。

人物や動物、マスコットなどキャラクター設定も変更できる。レストランのメニュー案内や小売店の商品案内、一般オフィスの受付など様々な用途に活用可能だ。プロジェクターには、レーザーとLEDのハイブリッド方式の長寿命光源を採用。輝度劣化も少なく、鮮明な映像品質を長期間維持できる。

デジタルサイネージはヘビーユースだけに、この点も安心だ。

http://www.casio-signage.com/ja/ ※音声が出ます

 

 

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