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2013.05.31 (シャニム43号掲載)

目からウロコ! IT使い倒し術 連載15

IT使い倒し術 離れた場所からPCを遠隔操作
無料ソフト「TeamViewer」

 

 

フリージャーナリスト
高田伸一郎

 

 

PC遠隔操作ソフトウェアとは

「PCの遠隔操作」というと、ウイルスを使って他人のコンピュータに侵入した事件のことが騒がれましたが、実はこの「PCの遠隔操作」という技術そのものは、そもそもコンピュータの利用方法として古くから使われており、そもそもコンピュータが持ち歩けるようになるまでは遠隔操作しか方法がありませんでした。

 ただ、当時のホストコンピュータと端末という関係を結ぶ回線は専用線でしかなく、拠点間を結ぶとなると利用料が非常に高額でしたので、あくまでも構内ネットワークのみの使用というのがほとんどでした。

 しかし、インターネットが普及した現在、自宅・会社といった固定的な場所だけではなく、持ち歩いているノートPC・タブレットもすべて高速回線で利用している状況下では、「PCの遠隔操作」はどこからでも可能になりました。

 そこで今回は「TeamViewer(チームビューワー)」というソフトを紹介したいと思います。また、今後、操作される側のPCは「ホスト」と呼び、操作する側のPCを「リモート」と呼びます。

ホスト(操作される側)

リモート(操作する側)

 

 

TeamViewerのインストール

 ホスト側・リモート側どちらにも遠隔操作用のソフトウェアをインストールする必要があります。今回は個人利用の無料版(※1)を使ってみます。Team ViewerのサイトURLは次の通りです。

http://www.teamviewer.com/

 ホスト側のインストールから始めます。このページにダウンロードボタンがありますので、ここからインストーラー(ソフトウェア)をダウンロードし、実行してインストールを開始してください。

 インストーラーの最初の画面(画面1)では、インストールするか実行するかを選択できます。実行するだけの方法もありますが、今回はインストールを選択して次に進みます。

 ここで、Windowsからユーザーアカウント制御画面でインストールの確認がされる場合がありますが、「はい」を選択して進みます。

 次に個人利用か企業利用かを確認されますので、今回は「個人/商用以外」を選択して進みます。利用規約の確認になりますので、内容確認後、下のチェックボックスに二つともチェックを入れて次に進みます。

 そして、インストールの種類の選択になりますから、今回はホスト側のインストールを行ないますので「はい」にチェックを入れて次に進んでください。これでインストールが始まります。

画面1

 ソフトのインストールが終わると、「無人アクセスのセットアップ」ウィンドウが開きます(画面2)。これがホスト側に必要なインストールになりますので、次へ進みます。

画面2

 するとパソコン名とパスワードの入力が求められます(画面3)。ここでいうパソコン名は、今後TeamViewerで、いまインストールしているPCを識別する名称ですから、「HomeDesktop」や「BlackPC」など、うまく名前を付けてください(※2)。

画面3

 そして、TeamViewerアカウントの作成画面(画面4)になります。作成しなくても利用できますが、作っておくと簡単に他のPCからログインできますので、ここでは作成しておきましょう。

画面4

 次に進むとメールが送られたことを通知されますので、メールを受け取って、中のリンクをクリックし、アカウントを有効化しましょう。これでホスト側のPCのインストール作業は完了です。

 リモート側にも同様のインストールを行ないます。TeamViewerはインストールすると、ホスト・リモートのどちらにもなることができますが、リモート側は基本的にはホスト側に表示されているパスワードを入力しなければなりません。

 無人アクセスをセットアップしてあると、パスワードを入力しなくてもホスト側のPCを操作できるようになりますので、自宅のPCを、持ち歩いているノートPCから操作したい場合など、ホスト側に誰もいなくても電源さえ入っていれば、遠隔操作することが可能です。

 

遠隔操作の使用方法

 リモート側のTeam Viewerを起動すると画面5が開くと思います。もし右側の「コンピュータ&パートナー」が開かなければ、下の「コンピュータ&パートナー>>」をクリックしてください。

 TeamViewerアカウントを登録してあるはずですので、ログインできていれば、先ほどホスト側で登録したパソコン名が「▼マイコンピュータ」の欄に見えているはずです。もし、ログインできていなければ、画面4で登録したメールとパスワードでログインしてください。

 ここでは、私が登録したパソコン名「I7-870」が見えていますので、これをダブルクリックします。すると画面6のように、ホスト側のPCの画面が表示されます。あとは普通に操作ができることを確かめてみてください。

画面5

画面6

 一部のキー入力が難しかったり、画面の色がおかしくなってしまうことはしかたない部分ではあるのですが、おおよそのことができます。閉じる場合は画面上部の×をクリックすれば接続が切断されます。

 TeamViewerはMac版やLinux版、またiPhone、iPad、Android用のリモートアプリも用意されており、プラットフォームを越えて利用できる便利なソフトウェアです。

 有料版にはなりますが商用利用でも活用でき、PCの遠隔操作はそのままサポートにも利用できますので、操作方法が分からないといった社内サポートなどにも使われています。

 不正利用に使われないよう、パスワード管理だけはしっかりと行なっていただいて、ぜひ、PCの遠隔操作という便利なツールを体験してみてください。
 

※1)商用で使用する場合には、ライセンス購入が必要になりますので、本文中でご紹介しているURLでTeamViewerのサイトに行き、「購入」のリンクから必要なライセンスをご購入ください。
※2)日本語で名前を付けることもできますが、オススメはしません。
※3)電源をリモートからオンにする技術もありますが、今回は触れません。

 

 

 

 

 

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