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2012.11.30 (シャニム41号掲載)

もっと便利に“スマホ”を使う方法


手書きメモをスマで撮影
 「SHOT NOTE」で簡単デジタル保存

フリーライター
百瀬 崇(CIPIN)

 

 メモ機能やボイスメモ機能を標準搭載しているスマートフォン(スマホ)は多くあります。それらを使ってメモを入力することはできますが、地図や図面などは手書きのメモに書かなければなりません。しかし、手書きメモはとかく整理ができず、あちこちに散乱して必要なときにどこにあるのか分からなくなりがち。

そんな悩みを抱えている人にうってつけなのが、無料のスマホアプリ「SHOT NOTE」。iPhoneとAndroid端末の両方向けにアプリが用意されています。手書きメモをデジタル化することで整理や共有が簡単に行なえる優れモノ。 2011年日本文具大賞「機能部門 優秀賞」を獲得しています。

 

OCRを使って手間を減らす

 使い方は次の通りです。まずはスマホ内蔵のカメラを使って手書きメモを撮影することから始めます。

 キングジムが販売するSHOT NOTE専用ノートを文房具店などで購入し、文字やイラスト、地図、図面などを記入。それが終われば、ノートの右上にあるOCR(Optical Character Reader:光学式文字読取装置)読み取り用のスペースに「番号」と「日付」を記載します。

 次にSHOT NOTEの「撮影モード」を選択します。専用ノートの四隅にはマーカーが印刷されており、マーカーが収まるようにスマホの位置を調整し、「撮影」ボタンを押します。うまく認識されれば、編集画面に切り替わります。

 編集画面では、ノートの情報を入力します。「タイトル」「タグ」「日付」「番号」を手入力。OCRで認識された内容で間違いなければ、日付と番号は入力しなくてもOKです。

 ここでは4つのノートを作成し、タイトルとして「シャニム編集会議」「シャニム取材」「忘年会」「新年会」と入力しました。また、タグは「シャニム」と「プライベート」に分けて入力。日付と番号はOCRで認識されたものを生かしました。すべて入力できたら「保存」ボタンを押します。これで手書きメモのデジタル化が終了です。

 なお、SHOT NOTE専用ノートには、S、M、L、LLの4種類のサイズがあるツインリングタイプ、ケース付きルーズリーフイタイプ、貼ってはがせるタイプ、メモパッド、ホワイトボードタイプがあり、利用用途に応じて選べるようになっています。


SHOT NOTE専用ノートの四隅にはマーカーが印刷されており、
マーカーが収まるようにスマホの位置を調整し、「撮影」ボタンを押す
 

 


SHOT NOTEの画面。4つのノートが番号順に並んでいる

 


SHOT NOTEで「シャニム編集会議」のノートを開いた画面

 

 


Evernoteなどのツール投稿もOK

 「表示モード」では取り込んだノートを閲覧、編集できます。まず、取り込んだノートのタイトル、タグ、日付、番号を編集することが可能です。さらにノートの表示を明るくしたり、暗くしたりしてより見やくすることができます。カラー設定では、「カラー表示」と「(モノクロ)二階調表示」を選択することができます。二階調表示にすると黒字がくっきりとするので、黒のボールペンなどを使って書いたメモはより見やすくなります。

 ノートをメールで送信したり、カメラロールに保存(Android端末の場合は「ギャラリーに保存」)したりすることもできます。それだけでなく、前回このコーナーで紹介したメモアプリ「Evernote」やオンラインストレージ「Dropbox」、ミニブログ「Twitter」に投稿することも可能です。それらのアプリを使って編集したり、多くの人とノートを共有したりしたい場合などに大いに役立つ機能です。
 


画像データはメールで送信できるだけでなく、
EvernoteやDropbox、Twitterに投稿することもできる
 

 

 

ソートを使ってより管理しやすく

 検索機能も備えており、ノートが増えた時にとても便利です。検索の対象は、タイトルとタグ、日付、番号、撮影日。例えば「プライベート」というタグを選択して検索を行なえば、該当するノートだけが表示される仕組みです。

 また、番号や撮影日、タイトルからソート(整列)を行なうこともできます。さらに、ノートをメールで送信する場合などは、複数のノートを選択することが可能です。一度に大量のノートを送信したり、削除したりするときにとても役立つ機能です。

 トップ画面のメニューから「設定」ボタンを押すと、ノートの設定内容が表示されます。「イメージ保存サイズ設定」「デフォルトタグ設定」「デフォルトカラー設定」「Evernote設定」「Dropbox設定」「Twitter設定」「デフォルトメール送信先設定」「OCR設定」の項目があり、ユーザーは自分が利用しやすいようにノートを設定することができます。


SHOT NOTEは検索機能も備える。
「プライベート」というタグで検索してみた

 


トップ画面のメニューから「設定」ボタンを押すとノートの設定内容が表示される。
ユーザーは自分が利用しやすいようにノートを設定することができる
 

 

 

名刺スキャナーとしても有効

 SHOT NOTEは専用ノートに書いたメモをデジタル化する他にも活用できます。

 例えば名刺のスキャナーとして利用する方法。専用ノートの上に名刺を載せてカメラで撮影すれば、名刺を画像データとして保管・整理できます。また、専用ノート以外のメモを専用ノートの上に載せて撮影すれば、同じように画像データとして利用可能です。同じ要領で領収書をデジタル化することもできます。

 また、四隅のマーカー部分を残して専用ノートを切り抜き、雑誌の気になる記事の上に乗せてカメラで撮影すれば、その記事を画像データとして保存することができます。同じように、図書館の蔵書など切り抜いてはいけないものを画像データ化することも可能です。

 ほかにもSHOT NOTEは工夫次第でいろいろな使い方ができるので、自分のニーズに合った利用方法を見つけてみるといいでしょう。

 SHOT NOTEと同様の機能を持つ無料のスキャナーアプリも存在しますが、画像の質やノート整理のしやすさ、他のツールへの投稿機能などを比べるとSHOT NOTEに分があるといえます。

 あえてSHOT NOTEの課題を挙げるとすれば、専用ノートを購入しないといけないこと。ここでひと手間かかるのが、難点といえば難点ですが、これを補って余りある利便性が魅力といえます。

 SHOT NOTE専用ノートに書いたメモをデジタル化することから始め、それに慣れてきたら自分のオリジナルの使い方を試してみる。SHOT NOTEをうまく活用すれば、ビジネスパーソンとしてワンランクアップした仕事術を身につけられるはずです。

 

 

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