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2012.09.10 (シャニム40号掲載)

もっと便利に“スマホ”を使う方法


話題のアプリ「Evernote」を駆使し
一瞬のひらめきを素早く確実に保存

フリーライター
百瀬 崇(CIPIN)

  

外出中にふとひらめいたアイデア。ところがメモ帳を持っていなかったために、どこにも記録することができず、オフィスに戻ったらどんなことを考えたのか、すっかり忘れてしまった──。

 こんな経験のある人は少なくないでしょう。そこでお薦めしたいのが、世界中のビジネスパーソンに利用されているスマートフォン(スマホ)アプリ「Evernote」です。

 

メモ帳に書くように入力

 Evernoteは、クラウド上に自分の文章や画像、音声など様々なメモをクリップしておき、必要な時にスマホを使って自由自在に検索できるメモアプリ。PC用にもEvernoteソフトがあり、スマホとPCを連携させて使えるのが大きな特徴です。

 外出中にEvernoteでメモを作成してオフィスに戻ってからPCで確認するだけではなく、オフィスのPCでメモを作成しておき、移動中にスマホで確認するといったこともできます。スマホとPCを連携させて使うことにより、Evernoteの利便性はぐんと増すのです。

 また、サポートアプリが数多くあることなどビジネス向けアプリとしての総合力が高い点も見逃せません。
Evernoteアプリのダウンロードや新規アカウントの作成は無料で、使用量に応じて月額または年額での利用料金が設定されています。無料ユーザーは月間60MBまで、有料のプレミアムユーザーは1GBまで利用できます。

 Evernoteではメモを「ノート」、ノートをまとめたものを「ノートブック」と呼びます。ノートとノートブックの関係は、ファイルとフォルダの関係と考えるといいでしょう。保存したノートに、ノートブックや「タグ」といった属性を付けることで、必要なデータを素早く見つけ出すことが可能です。

 「新規ノート」を開き、ひらめいたことや覚えておきたいことを、メモ帳に書くように入力するのがEvernoteの最もオーソドックスな利用方法です。

 紙に書いた文字やイラストなどを他の人にも見てもらいたい場合には「スナップショット」機能が有効でしょう。文字やイラストなどを画像として保存し、その画像をメールに添付するなどして仲間と情報を共有できるからです。

 メモを入力する時間がないほど忙しい時には「音声」機能を使うのがいいでしょう。忘れたくないことを録音しておき、作業がひと段落した時に聞き返すことができます。

 また、複数の仲間とノートの内容を共有したい場合は、「Facebook」や「Twitter」などと連携させることができます。特定の相手とだけ情報共有したい時は、メール機能があります。

 

PCやタブレットとも連携

 前述した通り、すべてのノートはノートブックやタグによって属性付けが可能です。例えば、6つのノートを「シャニム」という1つのノートブックに保存し、さらにそれぞれのノートに「シャニム情報」「スマートデバイス情報」などのタグを付けることができます。これによりほしい情報を素早く検索可能です。

 また、文字検索だけでなく、OCR(文字認識)機能によって画像の文字を検索できる点も見逃せません。

 ノートの内容を編集する際、画面の小さなスマホでは難しいことがあります。そんな時は「同期」機能を使うことをお勧めします。それにより、PCやタブレット端末でもスマホとまったく同じノートを見ることができるからです。ノートを編集する際はPCを使うとより便利でしょう。

 反対にPCで保存したノートをスマホで見ることもできます。忙しい時など、気になるWebサイトをオフィスのPCでEvernoteにクリップし、移動中にスマホでチェックするといったスマートな働き方が可能です。

 iPhone向けには、Evernoteをもっと便利に使うためのアプリが数多くあります。

 Evernoteを使ってより素早くメモを取りたい場合は「FastEver」(170円)を利用するといいでしょう。Evernoteにログインし起動すると、そのままメモの入力画面が立ち上がり、すぐに文字入力できます。

 インターネットに接続していない時に書いたメモは「未送信」として表示され、何通送信していないかがひと目で分かります。未送信のメモはインターネットに接続すると順番に送信されます。そのため通信状況を気にすることなく、思いついたらすぐにメモを取ることができます。

 

 
iPhoneでのEvernoteの画面。
「シャニムのノートブック」に6つのノートが入っている

 

 


Android端末でのEvernoteの画面。
「新規ノート」「スナップショット」「音声」「添付」などの
機能が分かりやすく表示されている

 

 


ノートに「シャニム情報」などとタグ付けすることで、
必要なデータを素早く見つけ出せる

 


素早くメモを取ることに特化したアプリ「FastEver」

 

 

 

単なるメモアプリで終わらない

 より素早く写真を撮影し、Evernoteに送信したい場合は「FastEver Snap」(170円)があります。アプリを起動するとすぐに撮影画面が表示され、撮影して「使用」ボタンをタップすればEvernoteに送信されます。

 なお、FastEver Snapで撮影した写真は、Evernoteで撮影する写真よりも解像度を小さくして送信できるため、Evernoteの容量を節約することができます。

 自分のノートを仲間に“手渡し”したい時には「FastEver Share」(85円)が有効です。iPhone同士をBump(コツンと軽くぶつける)することで、共有したいノートを直接、仲間のEvernoteの中に送れます。

 メモを1日ごとにまとめて整理する場合は「PostEver−1日分のメモが1つのEvernoteノートに」(600円)を使うといいでしょう。設定画面で「PostEverエンジン」を有効にしていると、同じ日に書いたメモはすべて、日付をタイトルとした1つのノートに追記する形で保存されます。ふとひらめいたことや途中まで書いたメモでも「送信」ボタンをタップして1つのノートに保存できます。

 また、日付でデータを調べられるので、1日の行動を振り返ったり、その日の打ち合わせでどんなことを話し合ったのかを確認したりすることも簡単に行なえます。

 このように、単なるメモ帳の替わりでは終わらないEvernote。ビジネスパーソンにとって必携のスマホアプリといえるでしょう。

 


「FastEver Snap」は、Evernoteに写真を送信するためのアプリ

 

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