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2012.03.05 (シャニム38号掲載)

商品研究1| ビジネスプリンター

最新機導入でドキュメント環境刷新
生産性・節電能力・利便性がアップ

年度末に、ぜひ検討したいビジネスプリンターや複合機のリプレイス
最新モデルは2005年前後の旧機種と比べて大きく進化
特に、節電性能や機能、利便性などの点で買い換え効果に期待大
導入負担の軽いビジネスインクジェットは買い増しに好適

 

 多くの企業が年度末を控えたこの時期は、節税対策も兼ねてデジタルオフィス機器のリプレイスを検討する絶好の機会といえる。さまざまな設備はあろうが、特に注目してほしいデジタル機器がビジネスプリンターや複合機だ。

 その理由は、性能や機能が大きく進化しているので、オフィス業務の生産性や利便性アップ、コスト削減などリプレイスにより享受できるメリットの期待度が大きいことである。複合機を例に詳しく見ていこう。

 ビジネス複合機の装置寿命は、安定して利用できる目安として一般的に5年という期間が設定されている。これに従うと、当時の最新モデルを導入したと仮定した場合、2005年〜2006年頃に発売された機種がリプレイス対象として考えられる。
下図は、同等クラスのA4対応のカラー/モノクロ複合機について、2005年前後に発売された機種と2010年以降の最新モデルを比較したものだ。

 メーカーや機種により程度は異なるが、総じて同じような性能アップが実現されている。出力スピードの高速化による生産性アップもさることながら、必見ポイントは節電性能の進化だ。スリープ時の消費電力が大幅に抑制されている。

 複合機では、いかにスリープ時や待機時、動作時の消費電力を抑えるかが節電やコスト削減を実現する上では重要だ。中でも、スリープ時の消費電力低減が効率的な節電につながる。次から次へと出力するようなヘビーユースのオフィスでない限り、動作時間よりも印刷待ちの時間が圧倒的に長いからである。

 この点、例に挙げた最新モデルのスリープ時消費電力は1W台と、高い節電能力が実現されており、数年前の機種からリプレイスするだけで消費電力を削減できるというわけだ。

図1 A4カラー複合機の新旧機種比較

図2 A4モノクロ複合機の新旧機種比較

 

 


最新機能で節電効果が倍増

 加えて、最新モデルには節電を意識した多彩な機能が装備されていることも、以前の機種から進化した点といえる。例えば、省電力モードへの切り替え操作だ。待機状態が一定時間続くと自動的にスリープモードへ移行する機能は以前からあるが、最近の機種では移行時間をユーザー側で変更できる。

 通常は、最短時間に設定してムダな電力消費を抑制し、印刷が集中する時間帯には長くして利便性を重視するといった工夫が行なえる。機種によっては、ワンボタンでスリープモードへ移行できる機能を搭載するなど使い勝手を犠牲にすることなく節電が可能なことも魅力だ。

 また、2005年当時は珍しかった自動両面印刷が、最新モデルでは標準機能といわれるほど装備率がアップしており、汎用モデルでも両面印刷対応機が増えている。1枚に数ページ分を集約できる割付印刷(*1)などとの併用により、用紙コストはもちろん出力時間の短縮による動作時の消費電力量を減らすこともできるだろう。

 ランニングコストでは大きな変化は見られないが、同コストはトナー価格に左右されるため、価格的に以前とほとんど変わっていないことが主要因といえる。これはヤマダ電機でトナーを購入することで、1枚当たりの印刷コストはもう少し抑えることができる。

 さらに、最新機は印刷時の使用トナー量を通常より抑制するトナーセーブなどの機能を搭載しており、コスト削減に効果的である。

 ここまで見てきたように、リプレイスが生産性やコスト削減につながることは確かである。だが、利便性が向上するとしても、購入時のイニシャルコストが負担となっては意味がない。

 最新モデルはオープン価格が増えたため、旧機種との単純比較はできないが、「実勢価格では旧モデルの3分の2から2分の1程度の値段で最新機を導入できる」(ヤマダ電機法人事業部)。コストパフォーマンスの点でも魅力的といえる。

 

要注目の買い増し機

 そして、レーザーやLED複合機のリプレイスと共に、見逃せないのが昨年後半から人気を集め始めたビジネスインクジェットである(*2)。

 同方式の複合機が注目されている大きな理由は、多機能ながらイニシャルやランニングコストが経済的という圧倒的なコストパフォーマンスの高さだ。

 印刷ボリュームや頻度が高い場合には、出力スピードや給紙容量、耐久性(*3)などの点でレーザーやLEDタイプに譲る。だが、インクジェットとはいえ、ビジネス向けに設計されているので、性能面での満足度は想像を超えるレベルといえる。

 「SOHOなどのメイン機としても注目されているが、2台目以降のサブ機として人気が高い」(ヤマダ電機法人事業部)というように、買い増し機として勧めたい。というのも、導入負担がとても軽いからだ。

 まず、前述したイニシャルコストの安さである。十分にビジネスで使える性能と機能を備えながら、A3対応機の実売は5万円前後。モデルによっては2万円台半ばという驚きの価格帯が実現されている。加えて、カラー1枚当たりの印刷費がレーザー機の半分程度に抑えられている機種が多い。

 さらに、ビジネスインクジェットのA3対応複合機が要する印刷時の最大電力消費量は、20W前後と消費電力の低さが際立つ。レーザーなどでは導入時に契約アンペアの見直しが必要になることもあるが、ビジネスインクジェットでは心配不要である。
こうした利点から、スペースの問題でA3機導入を断念していたオフィスや、ワークグループ用サブ機などとしての買い増しに好適というわけだ。

 また、レーザーにはないメリットに着目してインクジェットを導入するケースが増えているという。

 例えば、写真などを印刷した場合の発色のよさや、用紙のギリギリまでプリントできるフチなし印刷、長尺印刷といった用紙対応力の高さだ。ビジュアル重視のビジネス文書、チラシやメニュー、ポスターなどの印刷に活用されている。

 一般的なインクジェットで採用されている染料系インクは、普通紙印刷時のにじみや水分への耐久性の低さが指摘されているが、ビジネスインクジェットではこれらの課題を解決した顔料系インク採用モデルも多い。

 このメリットを生かし、屋外掲示用のポスターや販促用の小型ノボリなどを内製する事例も数多く報告されている。

 最新モデルへのリプレイスや買い増しはビジネスの生産性や利便性に加え、ドキュメント活用の可能性も広げてくれることは間違いない。


日常業務で、ほとんど意識することなく
活用されていることが多いプリンターや複合機。
業務スタイルに合わせて使い勝手や生産性などを、定期的に見直してみよう

 

 

 

(*1)レイアウト機能など、メーカーにより呼称はさまざま
(*2)弊誌第37号でビジネスインクジェットについて詳述している。
記事は、http://www.shanimu.comで閲覧可能
(*3)インクジェット機でも、高耐久性を実現しているモデルがラインアップされている

 

表 プリンター掲載モデルの主要スペック

 

 

●製品紹介

A3カラーLED複合機
OKIデータ COREFIDO MC860dtn

A3カラーレーザー複合機
コニカミノルタ bizhub C200R

A3カラーインクジェット複合機
エプソン Offirio PX-1700F

A4カラーレーザー複合機
キヤノン Satera MF8380Cdw

A4モノクロプリンター
ブラザー JUSTIO MFC-7460DN

 

 

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